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初夏の道東を移動しながらふと、鮫島惇一郎さんのエッセイを思い出しました。「シラカンバは小さな時、まだ幹は白くありません。それでもせっかちな方はダケカンバを植えて、とりあえず楽しんで下さい。とは言っても、白さではシラカンバにはかなわないので、北国の人々は幹が白くなるまで気長に待ちましょう。」 実際にシラカンバは、苗木からしばらくの間、どこが白いんだろうというくらい茶褐色の幹で、ある程度の太さに達しないと、あの鮮やかさを目にすることができません。ところがそろそろ白樺らしくなってきたと感じた頃、突然その存在感も大きくなり、庭木として楽しもうとした方々は、今後の行方に不安がよぎる瞬間なのです。 |
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![]() 開葉前のシラカンバ |
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北海道で見られるカバノキ属(Betula属)は
が代表的で、いずれも山火事などで裸地となったところに一斉に生え揃います。これは種子が山火事での高温により、休眠から目覚め発芽する特性によるものだそうです。この3種は共存しながらも微妙に自生地を棲み分けています。 問題の樹皮の違いですが、直径15cm位の太さのもので比べてみると、決定的な差を見出すのはけっこうむずかしいものです。 |
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