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エリカといえば、昔の歌謡曲にも出できたし、うちの娘(孫娘)の名前と同じだ。そうそう、女子のプロ・ゴルファーにもそんな名前の人がいたっけ…。そんな声が聞こえてくることがあります。美しい響きを持った名前にもかかわらずそれがどんな花を咲かせるのか、実物を見たことがない方のほうが多いと思います。 また、知っているという方も「園芸店で見かけたな。鉢入でスズランのような小さな花を咲かせていたよ。」とおっしゃる場合が多いのです。実はこれらの大半は北海道の戸外では越冬できない(耐寒性のない南アフリカ産など)種類*なのです。本州発の園芸図書にはまだ「エリカは寒さに弱い」と書かれているものがあり、私たちの判断を誤らせている原因のひとつになっています。 北海道と同じ北方圏に位置する諸外国の樹木や草花については、その大半が本州の業者によって導入されていることから、そこでうまく育たないものは栽培の価値なしという烙印を押されてきました。つまり、耐寒性があって道内での成育に適しているにもかかわらず、私たちの目に触れることなく忘れ去られたものが随分あるかと思います。 今回、テーマとなったカルーナと耐寒性のあるエリカも、このひとつではないでしょうか。様々な分野で国際交流が盛んになってきた今日このごろですが、園芸の世界でもそうなりつつあります。皆さんが、安心して自分の庭に植え込んで楽しめるような北国向きの珍しい花木や草花が段々と出回ってくることでしょう。 |
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エリカとカルーナはいずれもツツジ科で常緑性の低木ないし中低木。残念ながらこれらは、日本には自生していません。この仲間に、ダボエキア属がありますが、詳しいことは省略いたします。ひとくちにエリカといっても非常に種類が多く、基本種だけでも数百種類あります。また、品種改良や人工交配の盛んなヨーロッパ産のエリカやカルーナについてはその園芸品種が約500種類あるといわれています。イギリスをはじめヨーロッパでは随所で使用されており、広く国民に愛されている花木のひとつです。これらを彩りよく組み合わせた「ヘザーガーデン**(ヒース・ガーデン)」は随所にあり、人々の目を楽しませています。 |
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花の大きさは種類によっていろいろであるが数ミリないし1センチくらいの釣り鐘上をした小さな花を密生させる。開花時期でみると道内では雪解けとともに咲き出す「春咲き」種、6月から9月に咲く「夏咲き」種があります。花の色でみると白、桜色、淡桃色、赤、赤紫など豊富ですが、黄色はありません。しかし葉の色でみて、淡緑、緑、深緑のほか黄色、橙、赤、灰緑など様々な種類があるのがもう一つの特長です。 |
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