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■「ヘザー」という呼び名

 ヨーロッパでも、エリカとカルーナは、重なり合って自生しているので、やはり混同している場合もあり、先ほどの3つの属(エリカ属、カルーナ属、ダボエキア属)の植物を総じて「ヘザーとヒース」(Heather & Heath)と呼ぶようです。ただしもっと厳格に、これらの低木類が群生する荒涼とした場所を単に「ヒース」とするのだと言う方もいらっしゃいますし、カルーナ属を「ヘザー」エリカ属を「ヒース」とする文献もあります。
 このように、国により人により、呼び名というのが変わってしまいますが、現在、海外では
3つの属の総称として、「ヘザー(Heather)」という表現が多く使われていますし、私たちのも、俗に言う「エリカの仲間」を「ヒース」ではなく「ヘザー」と呼ぶ方が分かりやすいと思います。つまり、「ヘザー」とはツツジ科(Ericaceae)のなかで先の3つの属に含まれる約700余りの基本種の総称として、本解説でもこの用語を使うことにします。
 北ヨーロッパではムーアランド(moorlands)と呼ばれる荒野一面に、このヘザーが生い茂っています。自然界のヘザーは繁殖力が旺盛で、北アメリカを含め、オーストラリアやニュージーランドでも帰化植物として有名です。またヘザーは、蜂蜜の材料やビールとしても広く知られています。



(属 名)
(呼 称)
エリカ
ヒース(Heath)
カルーナ
ヘザー(Heather)
ダボエキア
リング(Ling)など
としていましたが、

現在では・・・
(属 名)
(呼 称)
エリカ
ヘザー(Heather)
カルーナ
ダボエキア
とする呼び方が多くなってきました。



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