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■成長の早さ 樹木は勿論ですが、地上部が毎年枯れる宿根草でも株がだんだんと大きくなっていきます。また樹木では高さ(樹高)だけでなく、枝の張りが水平方向に拡がったり、幹や枝が太くなっていきます。限られたスペースにこうした植物を植える場合には成長の早さ(度合い)を理解していなければなりません。
これは良くある話です。庭がそんなに広くない場合、シラカバや花が気に入ったからといって大木になるエゾヤマザクラ、ソメイヨシノ、ヤエザクラなどを植えるのはあまり感心しません。数年後にはかなりの高さになり、剪定しても見苦しい姿になる。剪定によって樹勢が衰えたり、病気に冒される。など頭を抱えることになります。どうしてもという場合は矮性の園芸品種などを選ぶとよいでしょう。 動物と違って、基本的には木の成長が自然に止まることはありえません。早く成長するものは、その後一定の大きさに保つために剪定・刈り込みなどの管理をこまめにしなければなりませんし、成長の緩慢なものは長い年月待たねばなりません。とくに成長の遅い矮性種では、ある程度大きいものを購入しようとすると値段が高いのです。 ところで樹木の種類によってどのくらい成長するかは、即答できないことが多いのです。それは成長の程度を決めるパラメーター(変数、因子)が多すぎるからです。樹木の特性のほか、周辺環境によっても違いが出ます。そこで類似した環境での成長を追跡調査して目安にするとよいのですが、時間を要しますし、公開されているデータもあまりみかけません。そこでとりあえず、私たちの苗畑で調べた一部をグラフにしてみました。 ![]() (注)横軸は、対数目盛といって変則的な表現になっています。 庭をレイアウト考える場合、それぞれの樹木や草花がどのくらいの割合で成長するか考慮し、過密にならないよう心がけておき、早期に剪定、根切りなどの処置をはじめたり、将来、移植し(植え替え)たり、間引くことを想定しておいた方が賢明でしょう。また寒冷地では日照の不足する冬期間、大きくなった常緑性の針葉樹などは採光の妨げになり、室内の暖房にも影響するので、配置には気を付けます。これに対し落葉性の広葉樹は、夏の遮光を確保しつつ、冬期間は妨げにならないので利用するとよいでしょう。 ■成長の違い(差)を考慮する
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■成長を抑制する 剪定、刈り込み、根切りなどによって人為的に成長を抑制する方法は別章を参照して下さい。(未掲載) |
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