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有限会社 川原花木園
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苗木の植え方

■大きな木の植え付け手順

 庭木を個人で移動したり植え付ける場合、公共事業の大径木や専門業者による大きな庭木は無理ですが、背丈ほどの木は十分可能です。その際の標準的な植え付け手順を簡単に説明します。


 


植え穴を掘る

 植えようとする木に対しておよそ根鉢直径の50%増し、厚さより5〜10cm深い穴を掘りますが、粘土質や土質の悪い場所では穴を大きめにします。いずれにしても植え付け後の発根・成育を促進するため新しい用土を十分与えられるスペースを確保することが大切です。

 根鉢の底には水はけをよくするために火山レキなどを混和した土を敷く深さを確保するとよいでしょう。また根鉢の底の部分に隙間ができないように石や土のかたまりを取り除いておきます。


用土と肥料

 あらかじめ排水性と保水力のある用土(黒土と火山レキを混和したものなど)と遅効性のの完熟堆肥を用意しておき、よく攪拌して埋め戻しに使います。その割合は樹種によって異なりますが、果樹や花木では堆肥を多めに施します。
 ただし、衰弱している木や根の張りが悪い幼木には堆肥を与えすぎると逆効果になるので控えめにし、火山レキを多めにしてまず発根を促すことを優先させます。


 


埋め戻す前の処置

 腐植しない根巻き資材はあらかじめ取り除き、ジュートなど劣化して腐植する資材で根巻きされたものは、取り除くと根鉢がくずれる場合はそのままま植え付けます。なお、根鉢がくずれやすいものは植え穴に据え木の向きや角度を決めてから、静かに取り外すとよいでしょう。
 また、鉢からはみ出した太い根を地際から切り戻すことで発根を促進し、埋め戻しの際に隙間ができるのを防ぎます。


 





埋め戻す手順(1)

 まず、根鉢の底の部分に隙間ができないように、穴の底の部分に用土を敷きますが、中央部を少し盛り上げておくのがポイントです。こうすることによって隙間ができるのを防ぐことができます。
 一度に埋め戻さず、途中で棒やスコップまたは素手で根鉢の周囲を軽く突きながら作業するとよいでしょう。大きな根鉢の場合、途中でたっぷり水やりをして鉢を落ち着かせるとよいのですが、一般的な木の場合、「水ぎめ」といって水を与えながら土をこねる方法は通気性を損ねることがありますのでさけた方が無難です。




埋め戻す手順(2)

 さらに埋め戻しますが、水はけの悪い場所や通気性を必要とする針葉樹などを植え付ける場合は、「盛り土」といって周囲より高く盛り上げることがあります。この場合は、根鉢より大きめの位置にドーナツ状の堰堤を作り、水やりをしたとき水が周囲に流れ出ないようにします。


仕上げ

 最後にまたたっぷりと水を与え、必要に応じてさらし竹や焼丸太などで支柱をします。これ以降の水やりは、すり鉢状になった根もと部分に堰堤が壊れないように与え、土にしみ込んで無くなってからまた与えます。これを何回か繰り返しますが、与える水の総量は根鉢と同じ容積が目安とされています。



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