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1997年
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私たちの住む街やその周辺には豊かな「緑」があります。私たちが緑と呼んでいるなかには、懐深い山々の緑をはじめ、都市の中の公園や街路の緑、公共施設など建物周囲の緑、そして個人庭の緑があります。田畑の緑や荒れ地の雑草もとりあえず緑といえるかもしれません。こうした緑にはそれぞれ異なった役割があると思います。そしてそこに適した樹木に違いがあって当然といえます。 ![]() 野山の森林は空気を浄化し、新鮮な空気(酸素)をつくるだけでなく、洪水を防ぎ、大きなダムの代わりとして水を蓄え、多くの野生動物に食料、すみかを、私たちの生活にはなくてはならない建材や紙といった重要な原料を提供してくれます。さらにはハイキングや散策のコースとなって私たちの「心の浄化」にも貢献してくれます。都市の公園や街路樹は除雪の障害になるといって悪者扱いされることがありますが、夏の強い日差しを防ぎ、涼しい木陰をつくったり、強い風を防いだりしてくれるのです。また、日常生活に疲れた市民の憩いの場にもなっています。さて皆さんの庭はどうでしょうか。美しい花を居ながらにして楽しみ、心の安らぎとか趣味と実益を兼ねたスペースとなっていることでしょう。また庭木を通して愛好家たちの社交場にもなっています。どんなに立派な建物であっても、そこに緑がなければ殺風景で冷たい印象しか受けないでしょう。(1997年春) |
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