北国のみどり情報局
随想「四季雑感」
有限会社 川原花木園
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第六話 冬のソナタ(1)

 最近は食べ物でも映画でも、韓国ブームの波はまだまだ衰えませんが、あの「冬のソナタ」で有名な並木道を見て、きれいだなとは感じても、それ以上の関心はあまり抱かないのではないでしょうか。普段の生活でも、冬の街路や公園で、「ここにある木の名前が知りたい」とは思っても、「葉がついている時でも難しいのに」と諦めてしまう方がほとんどでしょう。まして実際に木の側まで行って、注意深く観察する人はめったにいないと想像できます。それでも一歩近づいて、細密に木々達を捉えると、その生命の強さ、不思議さも同時に見えてくるのです・・・。

 冬期間の広葉樹は遠目に樹形、樹皮、枝のつきかた、残っていれば果実、そしてなんといっても冬芽(とうが)を参考に見極めます。樹木に詳しい人にとっては、かえって葉っぱのない冬芽を参考に見分けた方がよい場合もあります。そんなわけで今回は、冬芽にこだわって探求してみました。


 
冬でもわかるアズキナシ樹皮は、白い部分(皮目)が菱形に見える。


(注)第六話に登場する冬芽の写真は、当社苗畑にてほぼ同じ距離から撮影。芽の大きさを比較するのに便利です。



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