グレゴリイ・ベンフォード
夜の大海の中で
星々の海をこえて
夜の大海の中で
グレゴリイ・ベンフォード
ある日突然小惑星のイカロスがその軌道を変え彗星のようにガスを噴出しつつ、地球の方にじりじりと接近してくる計算の結果それは確実に地球に衝突するという。その時期は1999年の半ばだ。(おお、これはアンゴルモアの大王か?)それまでの約二年間衝突予想地域の住民の避難は思うように進まず、その地域の国家は機能を停止し飢餓に苦しむというひどい状況の中、破壊用の爆弾を抱えた有人宇宙船が小惑星を目指す。
しかし、到着してみると新たな事実が発生し結局爆破は実行されなかった。岩隗か氷とコアのある彗星かと思われていた小惑星が実は内部に空洞があり、あろうことか大きな宇宙船であるということが判明する。それは長い間遺棄されていた船でもちろん異星人は居ないがたくさんの機器がまだ残されている。
でもこれは導入部の1章に過ぎずイカロスから発進された信号によって飛来する異星船と、以前から月に漂着していた別の異星船が起動し主人公はこのすべてとコンタクトする。この間物語は太陽系内と地上で進み、そして次の巻へ続く。
星々の海をこえて
グレゴリイ・ベンフォード
前作「夜の大海の中で」の続編で、二冊あわせると優に1000ページを超える分厚さです。物語はタイトル通り太陽系を超えて近隣の星系を渡り歩くようです。と言うのも実はあまりよく読んでいなかったりするのでして・・・ 更に続編ということで三作目も出ているようですがそれはまたいずれ。