大きいといっても容量はそれほどでないが、それでも 680MB ある。\1.5k 程でジャンク屋で購入。奇麗な外観とは裏腹に素直にフォーマットできずに、暫く苦労する。最初のうちは裸で使っていたが、やはり安全の為に暫くしてメインマシンのベイ に入れて使用していた。フルハイトなのでベイを二段占領していた。が、やはりジャンク屋で某 NEC の 5inch の拡張用 HDドライブ(ケース付き)を入手、これは 5inch とは言っても 40MB しかなかったのでドライブを捨てこのケースに内蔵、現在に至る。
ネットからD/Lしたデータの置き場所や、データを整理するときのワークエリアに使用。当時は使用頻度が一番高かった。シーク音と振動(反動)がすごいぞ、でも回転音は静かだ。
Capacity | 670.5 MB |
---|---|
Track Capacity | 35,328 Byte/Track |
Sector Capacity | 512 Byte/Sector |
Sector Number | 69+1 Sector/Track |
Media / Head | 8 Disks / 14 Data Head + 1 Servo Head |
Seek Rate | 16 mS : ave. / 40mS : max. / 4 mS : min. |
Spin Speed | 3600 rpm |
Data Transfer Rate | sync 4 MB/Sec Acync 1.5 MB/Sec |
Read/Write Transfer Rate | 2.5 MB/Sec |
Power Supply | +12V 2.0A (StartUP 4.5A) +5V 1.5A |
StartUP Time | 35 Sec |
Waight | 3.5 Kg |
NECの 40MB 5inch外付けディスクだったケース。(Junk \980)
ケース内にインターフェース基板が有り、何個かの ICが乗っている。この基板は使用しないが、組上げた段階で何と電源が入らない事が判明。基板を探るとフォトカプラ入力で外部からもスイッチしている事がわかる。どうやら SCSIのターミネータパワーを拾ってリモートできたらしい。
でも、このドライブ起動が遅いので置いていかれて認識されない事が有るのと、面倒なのでリモートはせずフォトカプラの出力をジャンパし無効にし、これでめでたく電源が入るようになった。最初は一瞬「外れ」の品を掴んだかと思ったが一安心。
後ちょっと違ったのがドライブの取り付けネジの寸法(NECのドライブ/ケースは ISOネジ)良くある事だけど、この場合さらにちょっと高さを稼ぐ為と防振の目的で間がゴムになっていていわゆる耐ショックマウントになっている。幸いにもジャンク箱の中に似たような物が有ったのでそれで代用。
ケース内でバックパネルから遠い場所にドライブが横向きに置かれている為結構配線長が長くフラットケーブルが計1m にもなる。
入手当時フォーマットをしても正常にフォーマットされずちょっと悩む。 ツールを駆使し素性を調べると何とセクタ当たり 180byteでフォーマットされていると主張する。汎用機は変態が多いからなぁと納得。でもこのディスク使用時は 200MB位だったらしいしかし、リストによると 680MBある事になっている。どうやらこのディスクとっても贅沢な使い方をされていたらしい。つまり余白が多いという事。
で、このような場合の対処法は以前から判っていたのでさっそく実行 NEC の 98に登場願う。もちろん SCSIボードが付いているのが条件、256byteセクタサポートが条件なので最近の機種は除外される。
でもそのままフォーマットしても元のセクタサイズが中途半端なのでやはりちゃんとフォーマット出来ない。内蔵ハードディスクが付いていてもそれに引っ張られるので、ハードディスクを外し、フロッピーから起動し、しかも対象ディスクの電源は起動時は切っておいて、ツールを使って後認識させる事が必要。
更に、こうして認識させた後は一度256byteで初期化した後に 1MBだけ(少なくていい。)領域確保をした後に、改めて 512byteセクタで初期化し直すと良いという事だった。
こうして無事フォーマットを完了し、現在も元気に稼動しているのです。