ホーム > 喉頭がん検診
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はじめに
喉頭がんは、胃や肺などの他臓器に比べ発生頻度が少ないために集団検診が行われていないケースが多く、発見が遅れ余儀なく喉頭全摘に至る例も稀ではありません。臨生会では、早期発見による喉頭(音声)温存を目的とし、昭和57年より北海道北部を中心に集団検診を開始いたしました。 -
検診方法・内容について
集団検診の地域は、北海道北部で耳鼻科常勤のない市町村を対象としています。
各市町村役場との話し合いで集検の日時・場所を決めて住民にご連絡し、検診希望者には結果返信用のハガキを持参していただきます。 検診方法は音声の収集を行い又、見落としを防ぐために間接喉頭鏡検査も行います。また、甲状腺疾患の検索のため頚部触診も行います。(現在は、耳鼻科一般疾患も対象にしています。)
喉頭がん検診には音声分析による喉頭疾患のスクリーニングを応用した方法を用いています。音声の収集は、通常のコンデンサーマイクを用い、カセットテープに録音します。被験者は母音「エ」を5回発声し、これが分析の対象となります。検査に要する時間は1分間足らずです。分析の結果、異常が認められた場合、市町村役場を通じて検診者に通知されます。 -
喉頭がん集団検診論文について
当病院の吉田 肇 院長によって発表された論文をご紹介します。
詳しい内容・結果についてはこちらをご覧下さい。